家づくりと結婚を同時進行で
平屋生活さんの事務所へ初めて訪れた時は、それぞれアパートでひとり暮らしをしていました。
家づくりを進めながら入籍し、家が完成したタイミングで一緒に住み始めることにしたんです。
家ができるまでは週末婚のように、お互いのアパートを行き来していましたね。
将来空き部屋になるのはもったいない。実家を見て「平屋」という選択を
(奥様)平屋を希望したのは私の方なんです。
実家の子ども部屋が使われてないのを見て、もったいないと感じていました。
子どもが大きくなれば出ていきますし、階段の上り下りも面倒。だったら平屋の方がいいな、と思いました。
(ご主人)平屋にしたらこの裏に住んでいるおばあちゃんからも「階段がなくて住みやすそう」と絶賛されました(笑)。
それに冷暖房効率もよくて、暖房を消してもしばらく暖かいのも嬉しいところ。平屋にして良かったと思いますね。
ふたりの希望を叶えたのが、平屋生活でした
(ご主人)家づくりを考え始めてから、雑誌やWEB、SHSの住まいnetラウンジに行くなど、あらゆるところから情報を得ようとしました。
ディテールホームさんの名前は何度も目にして覚えていたこともあり、そこから「平屋生活」という別ブランドがあることを知りました。
自分は「これだ!」と決めたら曲げずに突き進む性格なので(笑)、他の会社と迷うことは全くなかったですね。
妻が知り合いから紹介してもらった会社が1社あり、一度ふたりで話を聞きに行ったことがあったんですけどね。
私が毎日のように推し続け(笑)、妻の「平屋」と私の「ディテール」、両方を叶えた平屋生活さんが最終的な着地点となりました。
つながりを生かした土地探し。ご縁のある場所に巡り合えました
(ご主人)土地探しの条件は、お互いの実家と職場が行きやすく、新発田市内であることでした。
父の知り合いや営業の貝沼さんからも紹介してもらいましたが、なかなか見つからなくて。
平屋となると広さも形も考慮する必要があり、大変だと痛感しました。
この土地は平屋が建てやすい長方形で南向き、隣家との距離もちょうど良くて、条件にぴったりだったんです。
しかもお隣さんがたまたま家族ぐるみで付き合いのある方で。これも何かのご縁だと感じました。
LDKは自分たちに合わせた形で
(ご主人)キッチンとダイニングは対面式で、LDKが一直線になる縦の配置を希望しました。
実家が同じ配置だったのですが全体が見渡せて眺めが良く、シンプルで動きやすかったんですよね。
料理しながらテレビ見ることもできますし。横の移動は自分には合っていないな、と思ったんです。
当時見に行ったモデルハウスも縦型のLDKだったのですが、改めてシンプルな動線でいいなと思いました。
他にもトイレや寝室など参考になった部分がたくさんあり、見に行って良かったです。
(奥様)私からはリビングは20畳は欲しいということと、冷蔵庫を見えない位置に置きたいということを伝えました。
インスタグラムで冷蔵庫を隠して生活感を消している家を見つけて、いいなと思ったんです。
すっきりとした空間にしたかったので、吊り戸棚もやめました。
掃除も大変ですし、実際カップボードの収納で十分。付けなくて良かったです。
外と中、それぞれの好みを採用しました
(ご主人)外壁やカーポートなど、外まわりは私のこだわり。外壁はかっこよく黒と決めていました。
コロナの影響で外壁材が入ってこないかも、と言われた時は変更の話も出たのですが、光の当たり具合によって茶色に見えてしまう可能性があったんです。
なんとか間に合ったので良かったです。
カーポートは天井に木目を、側面にルーバーを設けたものを採用しました。
車が好きなので駐車する空間にもこだわりたかったんです。
ルーバーが目隠しになるので、隣の家から見えないのもいい。
妻は全くこだわりがなかったみたいで、最初いらないと言っていたくらいだったんですけどね(笑)。
(奥様)雨や雪に当たらなければいいかな、って(笑)。
(ご主人)内装は外観とガラリと変わってナチュラル系。こちらは妻がメインに決めました。
外と中でギャップがあるのがいいですよね。
(奥様)ダイニング、ソファ、テレビボードを最初にSHSで決めたんです。
その家具に合うように内装を決めていきました。
(ご主人)家具の色に床の木目が合っているか、何度も貝沼さんに確認しましたね。心配性なので(笑)。
(奥様)リビング天井の木目は床と同じ木材で、本物の木を貼っています。揃えたことで空間に一体感を出しました。
キッチンの腰壁だけグレーのクロスを使っていますが、これは提案いただいたものではなく、自分で選んで決めたもの。
グレーと言ってもたくさん種類があって探すのが大変でしたが、床の木目と合わせた時にこの色が一番しっくりきたんです。
お互いのライフスタイルを尊重し、暮らし方に工夫を
(ご主人)私が夜勤、妻が日勤の仕事をしているため、お互いのライフスタイルが違うんです。
休みもほとんど合うことがありません。私の方が昼間家にいる時間が長いので、出勤前に2人分の食事の用意をします。
もともと料理も食べることも好きですし、子供の頃から料理はしていたので、台所に立つことは特別なことではないんですよ。
(奥様)美味しいし、作り方にこだわりがあるし。だったら作ってもらった方がいいと思って、任せてます。
私は洗い物や配膳のお手伝い。助手ですね(笑)。
(ご主人)掃除もマメにしていて、家事は趣味みたいなものですよ。もう完全に主夫です(笑)。
(奥様)ライフスタイルの違いといえば、私が深夜に寝ているとき主人は帰宅しますし、私が朝出勤するとき主人は睡眠中。
なのでお互い音には気を使います。
主人が子供部屋で寝ることもあって、クローゼットに物や服を取りに行かなくてもいいように、着替えなどをあらかじめ移動しているんです。
クローゼットと寝室をつなげないで別にすれば良かったと思いました。
(ご主人)寝室で寝ることもありますけどね。日中でもぐっすり寝れる寝室が欲しいと伝えたら、窓を最小限にしてもらいました。
ちゃんと光は入るけど、良く眠れます。
生活動線は便利で使いやすく
(ご主人)水回りもすごく使いやすいです。洗濯してそのまま干せますし。
家の裏が畑で遮るものがなくて日がしっかり入るから、すぐ乾くんですよ。
(奥様)シューズクロークも便利。雨ガッパ掛けておけたり、折りたたみ自転車置けたり。
裏の畑の野菜をよくもらうのですが、それを置く場所にもなってます。
来客時には隠せるように、目隠しのドアもついていますしね。
(ご主人)外部収納もあるんですよ。雪下ろししなくていいですし、生活感をなくせてすっきり見えるので、つけて良かったです。
家の裏側に扉があるのですが、そこまでコンクリートを敷いてもらったのも正解。タイヤ交換がとても楽でした。
たった1日で仕上げた庭づくり。実家での経験が役に立ちました
(ご主人)テラスの前には芝と瓦チップ。下には防草シートも敷いてあります。
トラックのレンタルから資材調達も含めて、全部私ひとりで作ったんですよ。
トラックは1日単位で料金が変わってしまうので、一気に終わらせました。
(奥様)私はゆっくりでいいやと思っていたんですけどね。手伝う隙もないくらい、あっという間でした(笑)。
(ご主人)以前実家の庭も手伝ったことがあって、大体の段取りは分かっていたんです。
ここの庭づくりが実家での修行の集大成になりました。
休日は家で気ままに。ガーデニングの珍事件も
(ご主人)庭の整備が一通り終わったので、最近は洗車したり、草取りしたり。
中でゆっくりする時はYouTubeを見ていることが多いですね。
ガーデニングも好きで、鉢にコキアを植えてみたのですが、強風でコキアだけが飛ばされてしまって。
翌朝鉢と土しか残っていないのを見て、ふたりで大笑い。我が家のすべらない話になりました(笑)。
物は少なく、シンプルに暮らす。いいものを長く大切に使いたい
生活感をなくすように物をあまり置かないようにしています。
ごちゃごちゃしていない、モデルルームのような家が理想。
見えるところには家具と飾りだけの、シンプルな暮らしを続けていきたいです。
今は写真をカップボードの上に飾っていますが、いずれはラックを買ってそこに置きたいですね。
気に入ったものに出会えるまで気長に待つつもり。家具の時もそうでしたが、いい物を買って長く使いたいですね。