みなさま、こんちには!
新潟の平屋専門店「平屋生活」の砂塚です。
何気なく見ていたロイター通信でこんなことを特集していました。
【人類はかつてない「砂不足」の危機に直面。国連が警告 人口増加と都市化の進展で】
みなさんは砂が木や水と同様に限られた天然資源で、今地球全体で不足しているという事はご存じでしょうか?
砂というものが身近すぎるがゆえに、無くなったところで何が困るの?
あれだけ大きい砂漠や砂浜だってあるんだからから砂なんて無くなることは無いでしょ。
とお思いの方も多いはずです。
ただこれは昨年から続くウッドショックなんて比じゃないほど、私たちの生活に密接に関わってくる事態です。
意外かもしれませんが、あなたのスマホの液晶からダムや道路まで全て砂から出来ています。
ガラスやコンクリート、アスファルトも主原料は砂なのです。
砂は、水に次ぐ世界で最も利用されている天然資源の一つだといわれています。
一見すると豊富に見える砂資源のうち私たちに役立つのはたった一つ、海岸線や河川敷、採石場などで地面から抽出できる砂の粒のみなのです。
なぜ砂漠の砂ではダメかというと、風で摩耗することにより砂の粒が小さく丸くなるので、結合力が弱くて使い物にならないんだそうです。
砂浜や海底の砂は利用できますが、塩分除去に多額のコストがかかるのと海洋生物への環境問題や水の循環にも多大な影響を及ぼすことが報告されています。
こうした理由により河川から採れる川砂の価値や需要は上がり続けています。
しかし河川から砂を取り除くことで、土手や堤防が侵食されて洪水被害へのリスクを高めます。
無秩序な砂の採掘は非常に破壊的であるため、ほとんどの国で段階的に廃止されていますが、世界の一部の地域では未だに行われています。
しかし砂の必要性は非常に高いため、砂の運搬は世界中あちらこちらで見られ、大きなビジネスとなっています。
これは決して作り話ではなく、インドやモロッコには違法に採掘した砂を輸出する砂のマフィアがいるほどです。
こうした砂の価値の上昇や希少性がもたらす弊害として砂の争奪戦(SAND WAR)が現実のものとして大きな国際問題に発展するのは時間の問題だそうです。
今では砂の採掘に頼らなくてもいいように開発が進み始めています。
問題は、建築業界の変化への対応が非常に遅いことにあります。
これからは、建築業者の最優先事項「建物の維持」に対する科学的な検証をかさねて、より多くの利害関係者に砂の代替品の普及に協力してもらう必要がありそうです。
将来的には砂の選択肢が多様化することが期待されていますが、自然の砂に代わるものがより多くの牽引力を得るまで、砂不足は地球全体の問題として多くの人が知っておくべき事柄なのかと感じました。
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